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剛体の運動学——角速度ベクトルと回転行列

1. 「どの方向に回っているか」をベクトルで表す

コマが回転している。その回転を完全に記述するには「何 rad/s で」「どの軸まわりに」回っているかが必要だ——これが角速度ベクトル \(\boldsymbol{\Omega}\) だ。向きが回転軸(右手則)、大きさが角速度。

しかし問題がある:回転は足し算できるか? \(x\) 軸まわりに 90° 回してから \(y\) 軸まわりに 90° 回す操作と、逆順では結果が違う——有限角の回転は非可換だ。

回転行列とオイラー角

xyzx'y'z'R = R_z(φ) R_x(θ) R_z(ψ)[0.69 -0.63 0.35][0.68 0.40 -0.61][0.24 0.66 0.71]det R = 1.000φ = 30° (z)θ = 45° (x)ψ = 20° (z)
オイラー角 (φ,θ,ψ):R = Rz(φ)Rx(θ)Rz(ψ)。常に det R = 1。回転行列は SO(3) 群を形成。

シミュレーターで2つの回転を順番を変えて適用してみよう。結果が異なることを確認したら、「無限小回転」では可換になることを確かめてほしい。

問い:なぜ角速度ベクトルは足し算できるのに、有限角の回転はできないのか?

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21:07

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